デザイナーという職業でなくても、資料作成やチラシ制作等、デザイン力が必要とされる仕事は多いと思います。
何が良いのか悪いのか分からないまま、やみくもに作業してしまっていませんか。
デザイン力は個人のセンスではなく、基本的で簡単なルールを知って実践するだけで驚くほど良くなります。
本書は、デザイン初心者や非デザイナーの方向けにデザインの基本を学べる一冊です。
はじめに
私自身もデザイナーではありませんが、社内向けの周知チラシやパンフレットを制作することがあります。
「っしゃやるぞ!」
と意気込みは十分なものの、さて、真っ白な状態からどうデザインしていこうか・・・
そう悩んでいた時にこの本に出会いました。
本書のポイント
本書を読んで学んだことは、主に5つです。
✅「これが良い」を考える前に「これは嫌だ」というイメージを持つ
✅欲張ってデザインしない
✅フォントと色選びの基本
✅伝わるレイアウトの基本
こんな人におすすめ
- チラシ、パンフレット、WEBサイト等の「デザイン」初心者
- 営業資料やプレゼン資料で相手に伝わる「デザイン」を身に着けたい人
デザイン力の基本 まとめ・感想
デザインを始めたばかりのころ、私はデザイン未経験にもかかわらずこんなことを思っていました。
テンプレート使えば意外と簡単にできるでしょ!
一から自分で考えなくてもテンプレートがあるし、無料のデザインツールもあります。
でも、いざテンプレ探して作ってみようと思ったら、意外と大変・・・
テンプレも種類が多すぎて、どれがいいか分からない!
「これもいいかな」「あれもいいかな」と迷走しがちでした。
本書で学んだ大切なことはの1つ目は、デザイン作業に入る前に準備をしっかりと行うということ。
例えば、以下のような点をしっかりと考えた上で作業に入ることが大切です。
人は、選択肢が多いとどれを選んでいいのかわからなくなります。
一から自分でデザインを作るにしても、テンプレを使うにしても、事前に自分の中でデザインの軸を持つことは大切。
軸を持つことで、数多あるテンプレの中からでも選択する目を持つことができるんです。
この「事前準備」をよく考えることは、ただの制作者ではなく課題解決意識を持って取り組めるという点も大事なことなのかもしれません。
また、デザインを始めたばかりの頃よくやってしまっていたのが、欲張ってしまうこと。
いろいろと情報を載せたり装飾するのはNGです。
「ここスペース空いてるからこの情報も載せちゃおう」
「なんかここ色つけちゃおう」
と、飾りつけたくなりますが、欲張ったデザインは結局目に留まらず逆効果。
伝わるデザインはシンプルで見やすく、分かりやすく。
文字も、個性的なポップ体や文字に装飾をして目立たせようとしがちですが、フォントの種類だけで目立たせることは意味がないとのこと。
フォントで最も大切なのは「見やすさ」と「読みやすさ」
基本的にはゴシック体または明朝体(英語は欧文フォント)だけでいいんです。
色選びも王道の3色ルールを学ぶと、色選びで迷走する時間も削減できます。
基本的には「シンプル」を意識して取り組めば、効率的に作業が進む気がします。
3色選びの考え方について詳細は、本書「デザイン力の基本 簡単だけど、すごく良くなる77のルール」で是非確認してみてください。
デザインって、「オシャレ」や「クリエイティブ」ってイメージがあったけど、言葉をネットで調べてみるとこうでてきました。
デザイン(英語: design、中: 設計[1])は目的設定・計画策定・仕様表現からなる一連のプロセスである[2][3]。すなわち人・ユーザー・社会にとって価値ある目的を見出し、それを達成できるモノゴトを計画し、他者が理解できる仕様として表現する、この一連の行為をデザインという[4][5][6][7]。
引用:Wikipedia
目的設定・計画策定が、ごちゃごちゃして複雑だったら混乱しますよね。「他者が理解できる仕様」ともしっかり書いてあります。
デザインは、「ターゲットに伝わるように分かりやすく設計すること」なんです。
先日、本書で学んだデザインの基本的なコツを実践してチラシを作ったら、上司から「急に上手になったね!」と褒められました。
褒められると自信になるし、もっと上手くなりたい!とモチベーションも上がります。
デザインを実践的に身につけたい方へ
デザイン力の基本を理解しただけではスキルは上達しません。上手くなるためには実践あるのみ。
私はデジハリオンラインの『Adobeマスター講座』でIllustrator、Photoshopを始めました。
オンラインなので自分のペースで受講できるし、実際に作ると楽しい!!
プロ講師の授業はとても丁寧でゆっくり進めてくれるので、デザインやAdobeを触るのが初めての方でも安心です。
さらに、1年間のAdobeライセンス付きだから、普通にAdobeを購入するより断然お得。
初心者から本格的にデザインスキルを磨いていきたい方は是非ホームページを覗いてみてください。