小説

小説

それでも会社は辞めません┃和田 裕美【著】あらすじ・感想ー“生産性”は低いけれど。

“誰かに信じてもらう。 誰かに頼ってもらう。 誰か、誰か、の誰かって誰なのよ。 そんなことよりも自分を好きでいてくれる人を信じて、自分で自分をちょっとでも好きになろうとすればいいじゃないか。” 引用:「それでも会社は辞めません」和田 裕美(...
小説

ナイルパーチの女子会┃柚木 麻子【著】あらすじ・感想ー友達が欲しい拗らせ系女子

“濃い人間関係に立ち入りたかった―。人と人との繋がりの中に飛び込んで、自分の輪郭を確認したかった。” 引用:「ナイルパーチの女子会」柚木 麻子(著) ただ「友達」が欲しかっただけなのに。どうしてこう拗れてしまうのでしょうか。 読んでいくにつ...
小説

独立記念日┃原田 マハ【著】あらすじ・感想ー人生は小さな“独立”の繰り返し

この小説に出てくる女性たちと同じような経験や悩みを感じたことがある人は、きっと多いと思います。読了後、溜め込んでいた心の膿がようやく取れたような、スッキリと気持ちよい感情でいっぱいになりました。 独立記念日 (PHP文芸文庫) あらすじ 恋...
小説

六人の嘘つきな大学生┃浅倉 秋成【著】あらすじ・感想—就活の裏~人は人を見極められるのか?

就活にせよ、婚活にせよ、会社での出世にせよ、人生で自分が欲しいと思ったものを手に入れるために、多少なり自分を“演出して”生きているものではないかと思います。そんな中で「本当に良い人物か?」「この人の本質は?」と人を正しく見極めるのはとても難...
小説

百花┃川村 元気【著】あらすじ・感想—蘇る記憶と親子の愛

認知症の母と息子の物語。過去のわだかまりを感じながらも、忘れていく記憶と蘇ってくる記憶で、大切なことを思い出していく。親子の愛を感じさせられる物語でした。 百花 (文春文庫) あらすじ 泉と百合子の親子関係は、泉が小学生の頃に1年間の“空白...
小説

レモンと殺人鬼┃くわがきあゆ【著】あらすじ・感想—結末はスカっと⁉屈折しすぎた人間の恐ろしさ

2023年、第21回 『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作。 スピード感あるどんでん返しの連続に、頭と心の理解が追い付かずついていくのに必死になりながら、どんどん引き込まれていきました。 レモンと殺人鬼 (宝島社文庫) あ...
小説

少年と犬┃馳 星周【著】あらすじ・感想—犬と出会って救われた人たち

子どもの頃、実家で犬を飼っていました。書店の平積みで見つけ、犬と人間のハートウォーミングな話かなと思ったのと、直木賞受賞作とのことで気になって読み始めました。 少年と犬 (文春文庫) あらすじ 1匹の迷い犬が、人生に悩み傷をかかえる人間たち...
小説

舟を編む┃三浦 しをん【著】あらすじ・感想—言葉と向き合う辞書編集者のプロ意識と“まじめ”な恋

“言葉の持つ力。傷つけるためではなく、だれかを守り、だれかに伝え、だれかとつながりあうための力に自覚的になってから、自分の心を探り、周囲のひとの気持ちや考えを注意深く汲み取ろうとするようになった。” 引用:「舟を編む」三浦 しをん【著】 舟...
小説

手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~┃喜多川 泰【著】まとめ・感想—就職の大切な考え方を教えてくれる

プライム会員なら無料で読み放題!無料登録はこちら 何のために働くのか。どうして就職するのか。働いてどうしたいのか。 恥ずかしながら、社会人歴10年になってもなかなか自分なりの答えが見つからず仕事について悩んでいた時、この本を読みました。 こ...
小説

お探し物は図書室まで┃青山 美智子【著】あらすじ・感想—人生で迷った時に助けてくれる本。

就職、仕事、家庭、子育て、将来… 人生の中ではさまざまなステージがありますが、誰でも悩んだり、迷ったり、モヤモヤしたりした経験はあると思います。そして、今後もそのような思いを繰り返して私たちは生きていくんだと思います。 本書は、そんな私たち...
タイトルとURLをコピーしました