楽しくなければ仕事じゃない:「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書┃干場 弓子【著】まとめ・感想

エッセイ

 

30代独身、社会人10年目。本書をオーディオブックで会社の昼休みや通勤電車で聴きながら、

「仕事が楽しくなるということは、人生そのものが楽しくなる」

そのようなことを感じました。
社会人になると、生活している時間の大半が仕事になるわけだから、どんな考え方・心持ちで仕事と向き合うかってすごく大切だと思います。

学生時代の就職活動~社会人になってからの10年間を振り返りながら本書を聴いたとき、腑に落ちる話や心に響く言葉をたくさん聞けました。


楽しくなければ仕事じゃない―「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書

こんな人におすすめ

  • これから就職活動を控えている学生
  • 仕事の価値観を見つめ直したい20代~30代くらいの若手社会人
  • 楽しく仕事するための考え方のヒントを得たい人
  • 仕事を好きになって充実した毎日を過ごしたい人
  • 最近仕事のモチベーションが下がっているけど、また前を向いていきたい人

『楽しくなければ仕事じゃない』まとめ・感想

私が本書を聴いて気づかされた大切なポイントは、主に以下の3点です。

 

1.現在の価値観だけで可能性を制限しない。「考える前にまずはやってみる」
2.「広く深く」勉強する
3.他人に「恩返し」をする

ここから先は、私自身のエピソードを重ねながら感想を書いていきます。

 

新しいことを「やってみる」って、好奇心が刺激されて面白いです。「考える前にまずやってみる」は私自身大切にしてきた価値観で、それが20代若手の頃の自分の強みだったと自負しています。

もともと立てたキャリアプランにはないことだから、「やってみる」は面白い。というより、本音を言うと「キャリアプラン」なんていう壮大な人生計画、具体的にイメージできていませんでした。

働くことってどういうこと?
仕事って何のためにするの?
この世にどんな業界・職種があるの?

など、今思えばキャリアプランを立てられるどころではなかった私。

最初から「やりたいこと」を決めて、将来のことをしっかり考えて行動することが悪いわけではないけれど、一度決めたレール以外全く見向きもしないってつまらないと思うんです。

「一度決めたことだから」と強い意志があることは、それは素晴らしい性格だと思います。でも、人生は長いんです。

拘りすぎず、もっと周りに目を向けて、いろいろなことに興味を持って挑戦してみることはとても大切だと思います。

「考えるな、感じろ!」という言葉もあるじゃないですか。

今まで経験してこなかったものに出会い、新しいことに挑戦して初めて新たな自分の可能性が発見できるというのもすごく楽しいです。

「キャリアプラン」を忘れて自分の気持ちに素直になって行動してみたら、

 

「あれ、自分こんなものにも興味があったんだ!」

「やってみたら意外とハマって面白い!仕事楽しくなってきた!」

「最初は上手くいかないと思っていたけど、今はこの仕事をもっと突き詰めたい!」

 

こんな風に新しい自分の気持ちに気づいたりするものです。

最初に決めた「キャリアプラン」というレールの上を行くことだけしか見えていないと、可能性は広がりません。でも、積極的に「まずはやってみる」を続けていくと、自分の中にある隠れた欲望がどんどん刺激されて、新たな可能性がたくさん出てきます。

可能性が広がるって、ワクワクします

 

私は今社会人10年目。人事総務系の仕事をしていますが、今の気持ちは

「今後、人事領域の仕事を通じて働き甲斐や仕事の面白さをたくさん実感していきたい」

でも、社会人になって最初からずっと、人事一筋だったわけではありません。

一般事務職、営業職、ホテルマン、日本語教師、そして今に至る。

一見、何のつながりもない職歴に見えるけれど、実は軸になる部分では共通していたりします。

「人事」のレールの上しか知ろうとしなければきっと、感じなかったことや気づかなかったこと、考え至らなかったことがたくさんあると思っています。

無駄やまわり道と思うような経験でも、しっかりと経験すれば未来の自分に繋がっていく。

キャリアプランは、最初から決めるものではなく、縁を大事にして「まずやってみる」「一生懸命取り組む」ことから、作っていくものなのだと思いました。

社会人10年目になって、なんとなく「私は今後こんな風に仕事を続けていくのかな?」と予想することはあります。しかし、キャリアプランを決めたわけではありません。

これから社会人経験が長くなっても、いろいろな縁を大切に「まずはやってみる」を楽しみながら、自分の仕事・キャリアを作っていきたいと思いました。

おわり

毎日仕事をしていれば、時には仕事や嫌になったりモチベーションが下がることもあります。でも、本書を読んで改めて「働くって本来楽しむものなんだ!」と再び前を向いて頑張ろうという気持ちになりました。

 

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