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「若い子はいいわね。うらやましい。」「私はもう歳だから・・・」
年齢が高くなるにつれ、ついこのような発言をすることも出てくると思います。
人はみな平等に歳をとりますが、年齢を理由に何かを諦めたり悲観したりするよりも、いつまでも人生前向きに、楽しんで過ごしている人は魅力的だなと思います。
そんな「マダム」の生き方は、女性としても、一人の人間としても素敵で憧れました。
人の意見や目線に囚われず、「自分という芯」がしっかりある女性は素敵です。
もちろん、自分中心の考えでしか行動しないような人とは違いますが。
社会生活の中では、常識やルールを守り、モラルを持って人の迷惑にならないよう行動することは大切です。
また、客観的に物事を考えて判断することも、時には必要です。
しかし、それらを“人目や評価を気にして生きること”と混同している人もきっと多いのでは、とも感じます。
本心を隠し、人目を気にして他人に合わせるばかりになっていたり、当たり障りない無難な選択ばかりで「これでいいか」という生き方は、私はきっと物足りない。
周囲に気を遣ってばかりの他人軸で生きるか、周囲への配慮もありながら自分軸をしっかり持って生きるか。
私は後者になりたいです。
年齢が上がるにつれ、体力の低下や体質の変化など、年齢に抗えないところは出てくると思います。病気になってこれまでと同じように動けなくなったり、ファッションやメイクも昔と同じものが似合わなくなったなと感じることも。
年齢に応じて人から求められることや見られ方も変わってくるかもしれないけれど、
年齢のせいで「昔と違う」「できない」と自信をなくしたり、自分を卑下したりするよりも、今の年齢をそのまま楽しみたい。
昔は気づかなかったことでも、その年齢になって初めて感じられる物事の価値を、大切にしたい。
✅高い安いより“綺麗”かどうか。先っぽを磨く
✅今どきの洋服を通販の画面で探すより、家にある「おさがり」
✅服にお化粧をして(リメイク)自分だけのお洒落を楽しむ
✅ティータイムは「雰囲気」込みで楽しむ
マダムが教えてくれたこれらのこだわりは、他の誰に言われるでもなく、マダム自らが気づいて大切にしている価値観でした。
他人がどう感じるかではなく、自分が「いい」と思っていることを大切にすることで、自分の人生を楽しく過ごせるんだと思います。
上で書いたマダムのこだわりのうち、『今どきの洋服を通販の画面で探すより、家にある「おさがり」』は、私自身もやっています。
時々、母とショッピングモールに出かけることがあるのですが、私がお店でスカートを選んでいると、母がこう言うんです。
「私(母)が昔着てたスカートの方が素敵だから、買わなくていい!クローゼットにいっぱいあるから着てよ!」と(笑)
20代前半の頃は、服は自分で選んだ新品のものが良いと思ったり、母のお下がりはデザインも昭和っぽさが出てダサいんじゃないか・・と、
お下がりに価値を感じられていなかったけど、30代になった今はむしろ逆。
今の私が買える新品よりも、母のお下がり服の方が素材がよくて品良く見えます。
今ではスカートだけでなく、シャツやブラウスも母のお下がりを着るようになり、私のクローゼットは今や母のお下がりの方が多くなっています。
会社に出勤すると、少し歳上の女性から「今日のスカート素敵だね」と声をかけられることもあります。
「ありがとうございます。実はこれ、母のお下がりなんです。」
「え!そんな風に見えない!」
なんていうコミュニケーションが生まれるのも、ちょっぴり母のお下がりを自慢したくなる瞬間でもあり、楽しみです(笑)
いくつになっても穏やかで、自分の人生「今が一番が楽しい!幸せ!」と思えるように、大切な習慣をマダムに教えてもらいました。
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マダムのように、自分だけの素敵なこだわりを見つけられる人は、日々の習慣からさまざまなものに気づき、感じ取れる感性が養われている人なんだと思います。
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