『なにが「いかがでしたか?」だよ。知らんがな』
引用:「書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜」いしかわゆき(著)
ブログの更新が徐々に減っていき、まさに文章を「書く習慣」が失われつつある今日この頃。
そんな時、たまたま「さて、読んでみるか」と軽い気持ちで手に取ったのがこの本でした。
読み終えた今は、再び文章を書きたい欲がガシガシ掻き立てられて、早速本の感想をこのブログで書こうとしている最中です。
文章を書くことの楽しさやワクワクを、再び思い出させてくれました。
書く習慣 まとめ・感想
真面目に頑張ろうと肩に力が入りすぎていたなぁと思います。
人に嫌われないように、いい印象を持ってもらおうと、自分に足りないところを克服するための努力は良いことなんだと思い込んでいました。
その思い込みが、最近の“ブログ熱低下”を招いてしまっていたのかと、本書を読み終わった今なら気づきます。
もっと自由で良い。どうせ趣味のブログだし、書きたいことを自分の好きなように書く。
そう思って書き始めたはずなのに、いつの間にか自分の気持ちより外面や評価を気にして自分を窮屈にしていました。
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振り返れば、私が「書く」ということを最初に挑戦しはじめたのは、会社でWEB社内報の記事を書く担当になったから。
文章力を身につけようと、WEBライティングを独学しながら、
クラウドワークスやランサーズ等の“仕事を依頼したい人と仕事をしたい人のマッチングサービス”のようなもので、初心者でもできるカンタンな案件を受注して地道に書く練習をしながら小遣い稼ぎをしていましたが、
だんだんと「書く楽しさ」を素直に感じられなくなっていきました。
初心者で、まだ「楽しい」と思えるほど気持ちに余裕が持てなかっただけかもしれませんが、少なくとも「自分の書きたいことより発注者が求める内容や構成を守りつつ、しっかりと検索されて読まれるための文章を意識して書く(SEOライティング)こと」に興味を持てなかったのだと思います。
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どうして「書く」のか。その原点を忘れてはいけません。
私の場合は、書くことで“自己表現”をしたかったから。そしてあわよくば、誰かに読んでもらい何かを感じてもらえたら、ちょっと嬉しい。
だから、もっと自由に。自分の思ったことや感じたことを書いたらいいんだ、素直に表現することが大切なんだとハッと気付かされました。
この言葉にはグサッときましたが、素直な気持ちで捉えてみたらおっしゃる通りすぎて言葉がでません(笑)
文章を読んでそれに意味をつけるのは、発信側ではなく読者個人。
それなのに「いかがでしたか?」とはなんと厚かましく上から目線な表現か…!
もっと肩の力を抜いて、書きたいことを自由に。
そういう心持ちで取り組むことが、私には「書く習慣」を身につけるのに必要だったんだと思いました。
・・・と言っておきながら、やっぱり最後は真面目にかっこつけてしまっているかも?
余談ですが、著者のいしかわゆきさんは「書く」習慣を身に着けるのに、駅から自宅までの帰り道10分間をスキマ時間として「書く」に活用していたとのこと。
え、歩きながらスマホに文字打つのって難しくないか?危なくないか?集中できなくないか?
私だったら、10分歩いて帰るんじゃなくて、走って5分で家まで帰る。かなぁ~
関連紹介
自分の感情に正直に、素直に書くことが大切。「書く」に限らず言葉を発信する上では大切にしたい心がけです。かしこまって書かれた文章よりも、本音が見える文章はきっと誰かの心に届く。
「書く」に関連して「暮らしを変える書く力」一田憲子(著)、言葉を伝えるという意味では、小説の「本日は、お日柄もよく」原田マハ(著)を思い出しました。